すがっち探検隊(続)第47話「コピー②」

2026年06月26日

こんにちは、 センチュリー21 TRAD 札幌店のすがっちです!

最近、ギターメーカーのFenderが、Fenderが作った「ストラトキャスター」というタイプのコピーモデルを制作したメーカーについて販売停止や補償金等を求めていることが話題になっています。

※前回からの続き

 

では、例えば、今からホンダ社が、初代ポルシェ911のボディデザインをまねて、ホンダのエンブレムを付けて販売するのはいかがでしょう?

911

(ChatGPTによる回答)

 

これは非常に面白い比較です。

私なら、

法的にはギターよりポルシェ911の方が保護されやすく、感覚的にも許容されにくい

と考えます。

ただし、その理由は「高級車だから」ではなく、デザインの社会的な位置付けの違いにあります。

 

仮にホンダが911そっくりの車を発売したら

例えば、

 

・丸目ヘッドライト
・なだらかなルーフライン
・リアエンジン風のシルエット
・一目で911と分かるプロポーション

 

をそのまま再現し、

フロントにホンダマークを付けて

「Honda Classic 911」

のような車を売ったとします。

 

多くの人は、

「これはポルシェのデザインを借りすぎでは?」

と感じるでしょう。

実際、ポルシェはデザイン権や立体商標などをかなり積極的に保護しています。

 

なぜギターと違うのか

 

ここが重要です。

ストラトキャスターは70年以上の間に、

「Fenderの商品」

から

「Sタイプギターというジャンル」

へ変化しました。

 

一方911は、

60年以上経った今でも

ポルシェそのもの

を象徴しています。

 

街で911を見て、

「ああ、ポルシェだ」

と思う人は多いですが、

ストラト型ギターを見て、

必ずしも

「ああ、Fenderだ」

とは思いません。

この違いは大きいです。

 

ただし、さらに考えると・・・

 

逆の例もあります。

例えば自動車業界では、

 

・オープンカー
・SUV
・クーペ

 

といった形状自体は誰も独占していません。

また、

 

・Mini風
・Jeep風
・Beetle風

 

のデザイン要素を取り入れた車も多数あります。

つまり、

「カテゴリー化したデザイン」

は独占できないのです。

 

そう考えると、

もし911風の車が何十社から何十年も販売され続けていたら、

将来的には

「911タイプ」

というジャンルになっていた可能性もあります。

 

本質は時間ではなく認知

 

実は知的財産の世界では、

何年経ったかよりも

消費者が何を連想するか

が重要です。

 

ストラトを見る

「Fenderとは限らない」

 

911を見る

「まずポルシェを連想する」

 

だから保護の強さが変わります。

 

私が線引きすると


許容される
ストラト系ギター
レスポール系ギター
テレキャスター系ギター

(既にジャンル化している)

 

微妙
911をほぼ完全再現したホンダ車
フェラーリをほぼ完全再現したトヨタ車

(ブランドイメージへのただ乗り感が強い)

 

明確にアウト
Porscheと誤認させる表記
ポルシェ純正を装う販売
エンブレムだけ変更したコピー車

 

ただ、この考え方をさらに突き詰めると興味深い矛盾もあります。

ギタリストは「ストラト型はみんなのもの」と考える傾向がありますが、もし明日どこかのメーカーがヘッド形状まで完全にFenderそっくりにしたら、多くの人は急に「それは違う」と感じます。

 

つまり私たちは無意識に、

 

機能的な形状 → 共有財産
ブランドを象徴する形状 → 保護対象

 

という区別をしているのかもしれません。

 

その意味では、ポルシェ911のボディはストラトのボディよりも、むしろFenderのヘッドストックに近い存在だと言えるでしょう。

 

(菅谷)

なるほど。では、某国の遊園地で、ディズニー風、ドラえもん風、アンパンマン風のキャラクターの着ぐるみがいて、ぬいぐるみを販売したり、グッズを販売したりするのはいかがでしょう?

続きは次回。

 

不動産についてのご相談がございましたら、ぜひ『センチュリー21 TRAD 札幌店』へ! 

※今回のイラストと記事はChatGPTで生成しております。