第9話「建物評価」
2024年12月27日
スガヤのコラム ~札幌不動産売却の疑問点~ 第9話「建物評価」
こんにちは、センチュリー21 TRAD 札幌店の菅谷(スガヤ)です。
少し古くなった家の査定がどうなるのか、気になりますよね。
今回は、「建物評価」について、会話形式でご紹介いたします。
相談者:現在、自宅の売却を考えています。建物の価値はどのくらいあるのでしょうか?
専門家:
【建物の価値についての基本的な考え方】
- 建物の構造によって耐用年数(価値がなくなる年数)は異なります。
- 例えば、木造と鉄筋コンクリート造では劣化のスピードが異なりますよね。
- そこで、築年数に基づき建物の価値を公平に算出するために「耐用年数」の考え方が用いられます。
- 木造住宅の耐用年数:22年
- 鉄筋コンクリート造の耐用年数:47年
- このように、例えば木造住宅の場合、築22年以上経過していると耐用年数が残っていないと判断され、建物としての価値がないとみなされることがあります。この場合、土地の価値のみが評価されることが一般的です。
相談者:築22年以上の家は、戸建てとして売却できないのでしょうか?
専門家:
- いいえ、耐用年数はあくまで税法上の価値を算出するための指標です。
- 築年数が22年以上経過しているからといって売却できないわけではありません。
- 同じ築年数でも、立地や環境、建物の構造により劣化の度合いは様々ですので、ぜひ一度拝見させてください。
相談者:築22年以上の家を売る場合、どのような工夫が必要でしょうか?
専門家
【築22年以上の家を売却する際の工夫】
1. 構造の問題確認
- 人が住む上で構造的な問題がなければ、築22年以上の家でも売却の可能性は十分にあります。
2. 修繕とメンテナンス
- 劣化や老朽化が目立つ箇所は最低限の修繕を行い、購入者に安心感を与えましょう。
3. ターゲット設定
- 「とにかく安く住みたい!」と考える層をターゲットにするのがポイントです。
4. リフォーム需要に対応
- 実際、安く購入して自分でリフォームし再利用したいと考える購入者も多いです。
- リフォームの可能性を提示することで、売却のチャンスが広がります。
不動産に関するご相談がございましたら、ぜひ『センチュリー21 TRAD 札幌店』へ!
(ご参考)
国税庁 主な減価償却資産の耐用年数表
※今回のイラストはChatGPTで生成しております。