第11話「建て替え」
2025年01月31日
スガヤのコラム ~札幌不動産売却の疑問点~ 第11話「建て替え」
こんにちは、センチュリー21 TRAD 札幌店の菅谷(スガヤ)です。
今回は、「建て替え」について、ご紹介いたします。
■ 自宅の建て替えを考える前に知っておきたいこと
自宅が古くなり、建て替えを検討する方も多いでしょう。
新しい家に生まれ変わることで、気持ちもリフレッシュされ、快適な生活を送ることができます。
ただし、建て替えにはメリットとデメリットがあるため、それぞれのポイントをしっかり押さえた上で判断することが大切です。
■ 建て替えのメリット
建て替えには大きく4つのメリットがあります。
【土地を探す手間が省ける】
建て替えは現在の住まいを解体して新築を建てるため、新たに土地を探す必要がありません。
そのため、土地探しにかかる時間や費用を削減できます。
【慣れた土地に住み続けられる】
新しい土地に引っ越す必要がないため、住み慣れた環境での生活を維持できます。
学校区や地域のルールも変わらず、生活の変化を最小限に抑えられる点も魅力です。
【今までの不満を解消できる】
これまでの住まいで感じていた間取りや設備面での不満を解消できます。
特に、電気・ガス・水道といったインフラ設備を最新のものに更新できるため、より快適な住環境を実現できます。
【建て替えローンが利用できる】
住宅ローンの中には建て替え専用のローンがあり、大手金融機関も取り扱っているため、安心して資金計画を立てることができます。
■ 建て替えのデメリット
一方で、建て替えにはデメリットも存在します。主なものは次の4つです。
【建て替え中は仮住まいが必要】
既存の建物を解体するため、新築が完成するまでの間は仮住まいが必要です。
工事期間はおおよそ6カ月から1年かかるため、その間の賃貸費用や引越し費用を考慮する必要があります。
また、賃貸借契約は通常2年の為、短期で借りたい場合には ・審査が通らない(貸してくれない) ・期間内解約違約金がかかる 等のデメリットも考慮した上で仮住まい先を探す必要がございます(本当に苦労します)。
【建て替えができない場合もある】
現在建物が建っている土地でも、更地にすると再建築ができないケースがあります。
これは「再建築不可物件」と呼ばれ、建築基準法の道路に面していない土地や、敷地が道路に2m以上接していない場合などが該当します。
建て替えを検討する際は、事前に確認しておくことが重要です。
【解体工事が必要】
建て替えでは解体工事が不可欠であり、その費用も考慮しなければなりません。
解体費用は「坪単価×延べ床面積」によって算出されますが、建物の構造や状態によって追加費用が発生する可能性があります。
解体業者に現地を確認してもらい、正確な見積もりを取ることが大切です。
【滅失登記が必要】
建物を解体した際には、「滅失登記」と呼ばれる手続きが必要です。
解体後1カ月以内に申請しなければならず、怠ると10万円以下の過料が科されることもあります。
さらに、滅失登記を行わないと新築の建築や更地の売却ができず、固定資産税も払い続けなければならないため、忘れずに手続きを進めましょう。
■ まとめ
建て替えには多くのメリットがありますが、その一方で仮住まいや解体工事、登記手続きなどの負担も伴います。
そのため、建て替えを検討する際は事前に情報を収集し、慎重に計画を立てることが大切です。
具体的な相談や確認事項がある場合は、ぜひ『センチュリー21 TRAD 札幌店』へ!
※今回のイラストはChatGPTで生成しております。