第24話「査定価格と売出価格」 

2025年08月01日

スガヤのコラム ~札幌不動産売却の疑問点~ 第24話「査定価格と売出価格」

 

こんにちは、センチュリー21 TRAD 札幌店の菅谷(スガヤ)です。

 

今回は「査定価格と売出価格」の違いについてのコラムです。

 

 

【相談者】

自宅の査定を依頼したところ、査定価格が提示されました。
この金額で売り出さなければならないのでしょうか?

売り出し価格

【専門家】

いいえ、査定価格とは、不動産会社が売り出し価格を決める際の目安としてアドバイスする金額です。
必ずその金額で売り出す必要はありません。

 

【相談者】

査定価格と売り出し価格って、何が違うのですか?

 

【専門家】

査定価格とは、不動産会社の営業担当者が物件を評価し、周辺の取引事例や市場動向をもとに「このくらいが適正だろう」と算出した金額です。

一方、売り出し価格は、その査定価格を基準にしつつ、売主様のご希望や売却理由、現在の販売競合状況(同じマンションや周辺エリアの売り出し状況など)を加味して相談のうえ決定する金額です。

 

たとえば、以下のようなご希望に応じて売り出し価格を調整することが可能です。

高く売りたい:時間がかかってもやや高めの価格で市場に出す
早く売りたい:やや安めの価格で市場に出す
適正価格で売りたい:相場に近い価格で市場に出す
とても早く売りたい:不動産会社などによる「買取」で早期に現金化する
売ったあとも住み続けたい:リースバックの仕組みを利用する

 

売主様の状況に応じて、柔軟に対応できますのでご安心ください。

 

【相談者】

それなら、高く売りたい場合は高めの売り出し価格を希望すれば良いということですね?

 

【専門家】

一概にそうとは言えません。

査定価格を大きく上回る価格で売り出すと、売れるまでに時間がかかることが多く、結果的に査定価格を下回る金額でしか売れなかったという事例もあります。

ご売却のご事情(たとえば時間的余裕があるかどうかなど)を踏まえて、現実的かつ戦略的な価格設定をすることが重要です。


【相談者】

売却理由によっても、売り出し価格は変わってくるんですね。どんなパターンがあるのですか?

 

【専門家】

はい、いくつかのパターンがあります。

たとえば「時間に余裕がある場合」には、じっくりと希望価格での売却を目指すことができます。
査定価格が4,000万円であっても、売り出し価格を5,000万円に設定することも理論上は可能です。

ただし、査定価格は不動産会社が豊富な取引データと専門的な知見をもとに導き出した、現実的な相場感に基づく価格です。
そこから大きく外れた金額で売り出すと、売れ残り、結果的に査定価格より安く売ることになる可能性もあります。

そのため、たとえ時間に余裕がある場合でも、査定価格を基準に、不動産会社と相談のうえ現実的な売り出し価格を設定することをおすすめします。

 

 【相談者】

逆に、時間に余裕がない場合はどうしたらいいですか?

 

【専門家】

たとえば相続税の納付期限が迫っている場合や、住み替えで新居の購入が先に決まっているようなケースでは、早急な現金化が求められます。

このような場合には、査定価格を売り出し価格としてスタートし、市場の反応(問い合わせ状況や内覧者の反応など)を見ながら、必要に応じて段階的に価格を下げていくことで、売却期限までに間に合わせる戦略が有効です。

 

【相談者】

やはり、営業担当者との相談が大切なんですね。

 

【専門家】

おっしゃる通りです。

売却理由は人それぞれ異なり、その背景に応じて最適な売り出し価格も変わってきます。

市場価格とかけ離れた売り出し価格に設定してしまうと、買い手が現れず売却に長期間を要したり、結果として希望価格を大幅に下回る金額での売却となってしまうリスクもあります。

そのため、信頼できる不動産会社としっかり相談し、的確な査定価格と現実的な販売戦略を立てることが、納得のいくご売却への第一歩です。

 

不動産についてのご相談がございましたら、ぜひ『センチュリー21 TRAD 札幌店』へ! 

※今回のイラストはChatGPTで生成しております。