第38話「物件名」
2026年02月27日
スガヤのコラム ~札幌不動産売却の疑問点~ 第38話「物件名」
こんにちは、センチュリー21 TRAD 札幌店の菅谷(スガヤ)です。
今回は、少し視点を変えて、「物件名」についてのコラムです。
もしご自身でマンション一棟を所有した場合、どんな名前をつけますか?
1.マンション名を考える目的
投資用マンションの名称は、単なる「建物の呼び名」ではありません。
以下の2つの視点の両立が重要です。
入居者視点:
「住みたい」「覚えやすい」「人に説明しやすい」
投資家視点(出口戦略):
「資産として違和感がない」「将来売却しても価値を下げにくい」
そのため、名前を考える前に、次の点を明確にしておくことが重要です。
エリア特性(駅距離・街のイメージ)
想定ターゲット(単身/ファミリー/学生/外国人など)
想定賃料帯(手頃・中価格帯・高付加価値)
建物の印象(新築感・高級感・シンプル・カジュアル)
👉 「誰に、どんな印象を与えたい物件か」を言語化するのが第一歩です。
2.良いマンション名をつけるコツ
① エリア性をさりげなく活かす
マンション名から立地がイメージできると、入居者にも投資家にも好印象です。
駅名・町名・地域名
公園・川・緑地・ランドマーク
例
○○駅前
○○ガーデン
○○リバーフロント
※入れすぎると野暮になるため「ほどよく」がポイント。
② ターゲットに合わせた語感・トーンを選ぶ
マンション名には“雰囲気”があります。
ターゲットに合った言葉選びが重要です。
単身・若年層向け
→ 短く、モダンで覚えやすい
例:AXIS、LUMI、Link
ファミリー向け
→ 安心感・緑・広がりを想起
例:グリーンコート、フォレストヒルズ
高付加価値・投資向け
→ 欧文+落ち着いた単語
例:Grand、Palais、Residence
③ 覚えやすさ・言いやすさを最優先する
長すぎる名前は、広告・口頭説明・契約時に不利
目安
英語・ローマ字:2〜4語
カタカナ:3〜5音節程度
👉 実際に声に出して読んでみると判断しやすいです。
④ ポジティブな意味・響きを使う
入居者は無意識に「言葉の印象」で判断します。
明るさ・安心感・上質さを連想させる語
陽・空・景・翠・匠・蔵 など
⑤ ブランドの一貫性を意識する
シリーズ名や共通ルールがある場合は統一すると、
管理・広告の整理がしやすい
投資家からの信頼感が高まる
⑥ 他物件との差別化を忘れない
同じエリアに似た名前が多いと混同される
事前に周辺物件を必ずチェック
※簡易的に
マンション名検索
商標・ドメインの空き確認を行うのがおすすめです。
⑦ 将来の資産価値を意識した「中立性」
流行語・若者スラングは避ける
10年後・20年後でも違和感のない名前を
⑧ 外国人需要がある場合の注意点
発音しやすいか
英語でネガティブな意味にならないか
👉 日本語として良くても、英語圏で誤解される例は意外と多いです。
3.ダメなマンション名・避けるべき例
❌ 読めない・意味不明な漢字の羅列
例:
「翠緑瑞華苑之荘」
→ 読めない・覚えられない・説明できない
❌ 長すぎるカタカナ・英語名
例:
「プレミアム・アーバン・シティ・レジデンス中央タワー」
→ 広告や会話で省略され、名称が定着しない
❌ ネガティブな連想を生む言葉
廃・旧・損・孤・限界 など
→ 無意識に敬遠される
❌ ありふれすぎて差別化できない名前
例:
「○○ハイツ」「○○ビル」「サンハイツ」
→ 覚えられず、検索性も弱い
❌ 誇大・誤認を招く表現
実態と異なる「都心」「オーシャンビュー」など
→ トラブル・行政指導のリスク
❌ 商標・企業名・著名人名の無断使用
例:
「フェラーリハイツ」「iPhoneレジデンス」
→ 商標侵害の恐れ
❌ 下品・スラング・将来性のない言葉
→ 一時的には目立つが、資産価値を下げやすい
❌ 建物リスクを連想させる名称
例:
「老朽館」「狭小ハウス」「崖下レジデンス」
→ 入居者が避ける原因になる
4.ターゲット別・ネーミング例
駅近・単身向け
Monet Link、Station Axis
ファミリー向け
Green Court ○○、Park Hills ○○
高級・投資向け
Grand Maison ○○、The Residence ○○
外国人需要想定
Riverside Terrace、City Loft ○○
5.実務で使えるチェックリスト
物件コンセプトは明確か
声に出して読んでも言いやすいか
周辺物件と名前が被っていないか
ドメイン・SNSで使えそうか
商標・企業名の侵害リスクはないか
看板・広告で映えるか
将来売却しても違和感がないか
※最終的には弁護士・行政書士・商標調査サービスへの確認が安全
7.まとめ
良いマンション名を作るポイントは、
① 地域性
② ターゲットに合ったトーン
③ 覚えやすさ
④ 他物件との差別化
⑤ 将来を見据えた中立性と法的配慮
この5点です。
まずは物件コンセプトを明確にし、
短めの候補を複数出し、口頭でテスト+類似チェックを行うことをおすすめします。
不動産についてのご相談がございましたら、ぜひ『センチュリー21 TRAD 札幌店』へ!
※今回のイラストはChatGPTで生成しております。
