第48話「コピー③」

2026年07月10日

こんにちは、 センチュリー21 TRAD 札幌店のすがっちです!

 

最近、ギターメーカーのFenderが、Fenderが作った「ストラトキャスター」というタイプのコピーモデルを制作したメーカーについて販売停止や補償金等を求めていることが話題になっています。

※前回からの続き

 

(すがっち)
では、某国の遊園地で、ディズニー風、ドラえもん風、アンパンマン風のキャラクターの着ぐるみがいて、ぬいぐるみを販売したり、グッズを販売したりするのはいかがでしょう?

 

※こちらのイラストは、以下のやりとりを経て生成されました。

(すがっち)「某国の遊園地で、ディズニー風、ドラえもん風、アンパンマン風のキャラクターの着ぐるみがいて、ぬいぐるみを販売したり、グッズを販売したりしているイラストを、ファンタジーなタッチで生成してください。」
(ChatGPTによる回答)「大変申し訳ございません。生成された画像が第三者コンテンツとの類似性に関する安全基準に違反している可能性があります。誤判定と思われる場合は、再度お試しいただくか、プロンプトを修正してください。」
(すがっち)「それでは、遊園地で、よくわからない未知のキャラクターの着ぐるみがいて、ぬいぐるみを販売したり、グッズを販売したりしているイラストを、ファンタジーなタッチで生成してください。」

遊園地

(ChatGPTによる回答)

 

これは、先ほどのストラトキャスターや911の話とはかなり性質が異なります。

私の考えでは、

 

ディズニー風、ドラえもん風、アンパンマン風のキャラクターを無断で着ぐるみにしたり、グッズを販売したりするのは、基本的に正当化が難しい

 

と思います。

 

ギターや車との決定的な違い

 

ストラトキャスターや911は「工業デザイン」です。

一方、

・ミッキーマウス
・ドラえもん
・アンパンマン

は「キャラクターそのもの」が商品価値の中心です。

 

例えばストラトの場合、

・音が出る
・演奏できる

という機能があります。

 

しかしキャラクター商品は、

「そのキャラクターであること」

自体が価値です。

つまり、コピーされた側の価値を直接利用して商売していることになります。

 

消費者の認識という観点

 

仮に遊園地に

・ネズミの耳
・赤いズボン
・白い手袋

のキャラクターがいたら、

ほぼ全員がミッキーマウスを連想します。

これは911以上に強い結び付きです。

 

つまり、

「誰の創作物か」

が明確です。

 

パロディとの違い

 

ここで重要なのは、

パロディ

例えば

・ネズミではなくタヌキ
・全く別の服装
・ギャグとして成立

なら創作性があります。

 

コピー

しかし

・顔
・色
・シルエット
名前

を少しだけ変えて商売するのは、

実質的に他人のブランド価値への便乗です。

 

「文化になったから自由」にはなりにくい

 

ストラト論で出てきた

「文化として共有財産になった」

という考え方は、

キャラクターには当てはまりにくいです。

 

なぜなら、

ストラトは

「Sタイプギター」

というジャンルになりましたが、

ドラえもんは今でもドラえもんです。

アンパンマンもアンパンマンです。

ミッキーマウスもミッキーマウスです。

消費者は別のものとして認識していません。

 

私ならこう線引きする


問題ない
・影響を受けたオリジナルキャラクター
・オマージュ
・パロディ作品


グレー
・一見すると似ているが独自性も高い


問題が大きい
・ほぼ同じ着ぐるみ
・無断グッズ販売
・無断ぬいぐるみ販売
・公式と誤認される展示

 

面白いのは、あなたが挙げた3つの例を並べると、

保護の必要性はむしろ逆転して見えることです。

・ストラトキャスターのボディ → 業界標準化しているので独占は弱め
・ポルシェ911のシルエット → まだブランドとの結び付きが強いので保護は強め
・ミッキーやドラえもん → キャラクターそのものが商品価値なので最も強く保護すべき

という順になるでしょう。

 

そのため私は、ストラト型ギターのコピーには比較的寛容ですが、無断キャラクターグッズの販売についてはかなり厳しく考える立場です。

これは「創作者への敬意」というより、「その商品価値のほぼ全部が他人の創作物に依存しているから」という理由によるものです。

コピー

(すがっち)
なるほど。

ちなみに、Fender社で製造をしていた一流の職人が退社し、自社ブランドを立ち上げ、ほぼ同じ製品を作り、ブランドロゴだけ変えるのはアリでしょうか?

 

 

(ChatGPTによる回答)
これは実はギター業界では昔から繰り返されてきた話で、とても興味深い論点です。

私の考えでは、

会社の技術やノウハウを盗むのはダメだが、自分の技術で似た製品を作るのは基本的にアリ

です。

 

極端な例

 

例えば1958年。

Fenderの工場で働いていた職人Aさんが退職し、

・ネック製作技術
・フレット打ち技術
・塗装技術

を活かして独立したとします。

 

そして

・ボルトオンネック
・Sタイプボディ
・シングルコイル3基

のギターを作った。

私はこれは問題ないと思います。

 

なぜなら、

その技術は職人自身の経験だからです。

 

職人は会社の所有物ではない

 

もし

「Fenderで覚えた技術は一生使うな」

となれば、

人材の流動性がなくなります。

例えば他業界でも、

・トヨタの技術者がホンダへ行く
・Appleの技術者がGoogleへ行く
・寿司職人が独立する

のは普通です。

 

社会全体としては、

知識や技術が広がることで発展します。

 

ただしダメなケースもある

 

例えば退職時に

・設計図を持ち出す
・CADデータをコピーする
・顧客リストを盗む
・企業秘密を流出させる

なら話は別です。

 

これは知的財産や営業秘密の侵害です。

 

ギター業界の実例

 

実は有名ブランドの多くが似た歴史を持っています。

例えば

Leo Fender

自身がFenderを売却した後、

・Music Man
・G&L

を立ち上げています。

G&Lを見ると、

一目で

「Fenderの血筋」

と分かります。

 

しかし完全コピーではなく、

・新しいブリッジ
・新しいピックアップ
・新しい機構

を盛り込んでいます。

これは非常に健全な発展だと思います。

 

では「ほぼ同じ」はどこまで?

 

ここが難しいところです。

例えば、

元Fenderマスタービルダーが独立して

・ボディ形状ほぼ同じ
・スケール同じ
・配線同じ

 

でも

・ブランド名が違う
・ヘッド形状が違う
・独自改良がある

なら私は許容範囲だと思います。

 

むしろギター好きからすると、

「伝統を受け継いだ進化版」

という評価になることもあります。

 

逆に違和感があるケース

 

もし

・ボディ同じ
・ヘッド同じ
・色も同じ
・ロゴだけ違う

なら、

法的にどうか以前に、

私はあまり美しくないと感じます。

 

なぜなら、

その職人自身の創造性が見えないからです。

 

面白い視点

 

実はあなたの例は、

最初のストラト論争に対して一つの問いを投げかけています。

Fenderファンの多くは、

「ストラトの形はFenderのものだ」

と言います。

 

しかし同時に、

「元Fenderの名工が作ったSタイプギターは欲しい」

とも言います。

 

つまり多くのギタリストは、

実はボディ形状そのものよりも

『誰が作ったか』
『どんな思想で作ったか』

に価値を感じているのです。

 

だから私は、

元Fender職人が独立して作るSタイプギターは基本的にアリだと思います。

 

ただし、その人が本当に評価されるのは「Fenderのコピーを作った時」ではなく、「Fenderで培った経験をもとに、自分なりの理想を形にした時」だと思います。

その意味では、ギター業界で高く評価されるのは単なるコピー機ではなく、John Suhr や Tom Anderson のように、ストラトを出発点にしながら独自の完成形へ進化させたビルダーたちなのではないでしょうか。

 

(すがっち)
なるほど。「テセウスの船」のように、何がオリジナルで、どこに価値があるのか、難しいですね。


(ChatGPTによる回答)
まさにそこなんです。

続きは次回。

 

不動産についてのご相談がございましたら、ぜひ『センチュリー21 TRAD 札幌店』へ! 

※今回の記事・イラストはChatGPTで生成しております。