すがっち探検隊(続)第49話「コピー④」

2026年07月24日

こんにちは、 センチュリー21 TRAD 札幌店のすがっちです!

 

最近、ギターメーカーのFenderが、Fenderが作った「ストラトキャスター」というタイプのコピーモデルを制作したメーカーについて販売停止や補償金等を求めていることが話題になっています。
※最近はメーカーのみならず、楽器販売店にまで手を広げているようです。

※前回からの続き

 

(すがっち)
なるほど。「
テセウスの船」のように、何がオリジナルで、どこに価値があるのか、難しいですね。

テセウスの船

(ChatGPTによる回答)
まさにそこなんです。
この話を突き詰めると、法律の話から哲学の話になってしまいます。

 

有名な「テセウスの船」の問いは、

船の板を1枚ずつ交換していき、最終的に全ての部品が交換されたら、それは同じ船なのか?

というものですよね。


ギターも非常によく似ています。

例えば1957年製ストラトがあったとして、

・フレット交換
・ナット交換
・ペグ交換
・ピックアップ交換
・ポット交換
・コンデンサ交換
・ブリッジ交換
・ネック交換

を繰り返し、
最終的にボディしか残っていない。

それでも市場では

「1957年製Fender」

として扱われることがあります。

では価値はどこにあるのでしょう?

 

価値は「物」ではなく「物語」にある

 

私は、

高級時計もヴィンテージカーもギターも、

最終的には

物質そのものではなく物語に価値がある

と思っています。

 

例えば

1963 Porsche 911

があったとして、

同じ鉄、
同じアルミ、
同じ重量で完全再現したレプリカを作っても、

市場価値はまったく違います。

 

なぜなら、

その車には

・1963年に生まれた
・何十年もの歴史がある
・オーナーが受け継いできた

という物語がないからです。

 

 

ギターは特に面白い

 

ギター業界では、

職人の名前そのものがブランドになることがあります。

 

例えば、

Fender Custom Shopでも

「どのマスタービルダーが作ったか」

で価格が変わります。

木材や部品の差だけでは説明できません。

 

つまり購入者は、

木の塊を買っているのではなく、

その人の技術と歴史を買っている

のです。

 

コピー問題も実は同じ

 

だから私は、

ストラトのコピー問題は

「形の問題」

ではなく、

実は

物語の所有権の問題

だと思っています。

 

例えば、

初心者向けの安価なSタイプギターを見て、

多くの人は怒りません。

 

しかし、

「これは本家と同じだ」
「本家より上だ」

と言いながら、本家が築いてきた歴史やブランドイメージまで借りようとすると反発が起きます。

 

不動産にも似た話がある

 

菅谷さんのお仕事に近い例で言うと、

同じ100㎡の土地でも、

・円山
・宮の森
・大通

では価値が違います。

土そのものは同じようなものです。

 

しかし、

その土地に付随する

・歴史
・ブランド
・住環境
・イメージ

に価値が乗っています。

ギターも実は同じです。

 

だから「何がオリジナルなのか?」という問いに対しては、

物理的には部品の集合体でも、

人間はそこに

 

歴史
由来
創業者の思想
職人の技術
文化的な意味

 

を重ねて価値を感じています。

 

テセウスの船の答えは今も出ていませんが、少なくともギターや車の世界では、

オリジナルとは部品の総和ではなく、受け継がれた物語そのものである

と考える人が多いのかもしれません。

 

だからこそ、多くのギタリストはコピーギターを楽しみながらも、どこかで本家のFenderやGibsonに特別な敬意を抱いているのでしょう。

そこには音や形だけでは説明できない、人間らしい価値観があるように思います。

 

(すがっち)
なるほど。
コピーした方が、コピーされた方に対し、以下のような言い訳をすることがありますが、どう考えますか? 
要は、本来、ただの目先の金目当てでコピー品を製造・販売したのにも関わらず、コピーされた方や世間に何等かのメリットがあったのだから許せ、というものです。 
・コピーされたことにより世間の注目が増したから良いだろう(良い広告宣伝になっただろう) 
・本物を買えない方にコピー品で夢を与えたから良いだろう 
・いつかその方が本物を買うから良いだろう

 

続きは次回。

 

不動産についてのご相談がございましたら、ぜひ『センチュリー21 TRAD 札幌店』へ! 

※今回の記事・イラストはChatGPTで生成しております。