第53話「駐車場①」
2026年10月02日
スガヤのコラム ~札幌不動産売却の疑問点~ 第53話「駐車場①」
こんにちは、センチュリー21 TRAD 札幌店の菅谷(スガヤ)です。
マンションを探すとき、
「駐車場はありますか?」
これは、多くの方が確認するポイントです。
しかし、札幌のような雪の多い地域では、
「駐車場があるかどうか」だけでは不十分です。
大切なのは、
「どんな駐車場なのか?」
ということ。
例えば、
・青空駐車場(ロードヒーティングなし)
・青空駐車場(ロードヒーティングあり)
・個別車庫
・共同車庫
・ピロティ駐車場
・自走式立体駐車場
・パレット式立体駐車場
・二段方式・多段方式の機械式駐車場
など、さまざまなタイプがあります。
夏場に見ると、
「どれも車を停める場所」
に見えるかもしれません。
ところが、札幌の冬になると話は変わります。
「雪かきは誰がするの?」
「車の上に雪は積もる?」
「駐車場までどうやって歩く?」
「朝、車をすぐ出せる?」
など、駐車場によって使い勝手が大きく変わります。
今回は、札幌のマンション選びで知っておきたい駐車場の種類と、それぞれのメリット・デメリットを整理してみます。
札幌のマンション駐車場、どれを選ぶ?
~雪国ならではの違いを知ろう~
① 青空駐車場(ロードヒーティングなし)
最もシンプルなのが、屋根のない平面駐車場です。
ロードヒーティングもないため、雪が降れば基本的に雪が積もります。
メリット
・構造がシンプル
・車高を気にしなくてよい
・大型車・SUVにも対応しやすい
・機械式のような操作がない
・駐車・出庫が比較的簡単
・設備故障の影響を受けにくい
特に、大きな車を所有している方にとっては使いやすいタイプです。
デメリット
札幌では、やはり「雪」が最大の問題です。
雪が降れば、
駐車場にも雪が積もります。
さらに、除雪した雪を駐車場の端に寄せることで、駐車スペースが狭くなったり、出入りがしにくくなったりすることがあります。
そして何より、
「朝、車に積もった雪を下ろす」
という作業が発生します。
札幌の冬あるある
前日の夜に雪が降る。
↓
翌朝、車が雪だるまになる。
↓
「あと10分寝たかった……」
となる。
雪国の車生活では、珍しくありません。
② 青空駐車場(ロードヒーティングあり)
屋根はありませんが、路面にロードヒーティングが設置されているタイプです。
路面を温めることで、雪を融かしたり凍結を防いだりします。
メリット
・雪かきの負担を減らせる
・凍結しにくい
・車の出し入れが比較的楽
・冬でも駐車スペースを確保しやすい
・朝の出勤時に雪かきする時間を減らせる
雪国ではかなりありがたい設備です。
デメリット
ただし、
「ロードヒーティング=雪が絶対に積もらない」
ではありません。
大雪や低温時には、融雪能力を超えて雪が残ることがあります。
また、マンションによっては、
「車路だけロードヒーティング」
というケースもあります。
つまり、
「入口や通路は融けているけれど、自分の駐車区画には雪が残っている」
ということも。
ここは必ず確認!
「ロードヒーティングあり」という説明だけで安心せず、
どこまでロードヒーティングが入っているのか
を確認しましょう。
・車路
・駐車区画
・出入口
・スロープ
など、対象範囲を確認することが大切です。
③ 個別車庫
一台ごとに独立した車庫があるタイプです。
シャッター付きの車庫などをイメージすると分かりやすいでしょう。
札幌のような雪国では、非常に魅力的な駐車方法の一つです。
メリット
なんといっても、
「車に雪が積もりにくい」
こと。
シャッター付きなら、雪だけでなく雨や風、紫外線からも車を守りやすくなります。
さらに、
・車上の雪下ろしが少ない
・荷物の積み下ろしがしやすい
・車内が雪や雨で濡れにくい
・防犯面で安心感がある
・タイヤやカー用品などを保管できる場合がある
といったメリットがあります。
デメリット
一方で、個別車庫は、
「車庫そのものの大きさ」
が重要です。
車が入ればOKというわけではありません。
例えば、
「車は入るけれど、運転席のドアがほとんど開かない」
ということも。
また、
・車庫の間口
・車高
・車幅
・奥行
・シャッターの高さ
・車庫前のスペース
なども確認が必要です。
さらに、車庫前に雪がたまると、
「車庫の中は雪がないのに、車庫から出られない」
という、雪国ならではの現象が起こることもあります。
個別車庫で確認したいこと
「車庫の中」だけでなく、「車庫の前」も見る。
これがポイントです。
④ 共同車庫
複数台の車を一つの大きな車庫に収容するタイプです。
個別車庫と違い、建物内に複数の車が並んでいるイメージです。
メリット
・屋根がある
・車に雪が積もりにくい
・雪下ろしの負担を減らせる
・雨や風から車を守りやすい
・個別車庫より車庫内のスペースを確保しやすい場合がある
特に札幌では、
「朝、車の雪を下ろさなくてよい」
というだけでも大きなメリットです。
デメリット
一方で、
「自分の区画だけ除雪すればいい」とは限らない
ところがポイントです。
共同車庫の入口や車路などは、管理者や利用者で除雪・維持管理のルールが決まっている場合があります。
また、
・隣の車との距離
・車庫内の柱
・出入口の狭さ
・車庫前の雪
・換気
・防犯
・シャッターの開閉
なども確認しておきたいところです。
共同車庫で重要なのは「入口」
車庫の中が雪から守られていても、
入口が凍っていたら出られません。
雪国では、車庫そのものだけでなく、
「車庫に入るまで・出るまで」
を見ることが大切です。
⑤ ピロティ駐車場
マンションの1階部分などを駐車スペースとして利用するタイプです。
柱の間に車を停めるイメージです。
メリット
最大の魅力は、
屋根があること。
雪が直接車に積もりにくいため、札幌では非常にありがたい駐車場です。
・雪下ろしの負担が少ない
・雨や紫外線から車を守りやすい
・車が雪に埋まりにくい
・荷物の積み下ろしがしやすい
などのメリットがあります。
デメリット
一方で、
「屋根がある=完全に雪の影響を受けない」
わけではありません。
風が強ければ雪が吹き込むことがあります。
また、柱が多いため、
「意外と駐車しにくい」
場合があります。
さらに、
・車高制限
・車幅制限
・柱との距離
・車庫前のスペース
などにも注意しましょう。
⑥ 自走式立体駐車場
スロープを自分で運転して、2階・3階などに上がっていくタイプです。
ショッピングセンターなどでおなじみの駐車場です。
メリット
・多くの車を収容できる
・機械式のようなパレット操作が不要
・屋根付きなら雪や雨を避けやすい
・比較的駐車しやすい
・車高制限が比較的少ない場合がある
デメリット
雪国で注意したいのは、
スロープです。
駐車区画に雪が積もらなくても、スロープが凍っていることがあります。
特に、
・上り坂
・下り坂
・カーブ
・出入口
などは冬に注意が必要です。
また、屋外型の場合は当然ながら雪の影響を受けます。
「立体=雪に強い」ではない
ここは意外と重要です。
屋根があるかどうか
で使い勝手は大きく変わります。
⑦ パレット式立体駐車場
機械式駐車場の代表的なタイプです。
車を載せる「パレット」が上下・左右などに移動して、車を収納します。
メリット
・敷地を有効活用できる
・多くの車を収容できる
・屋内型なら雪や雨の影響を受けにくい
・車に雪が積もりにくい
・防犯面でもメリットが期待できる
特に屋内型であれば、
「冬に車を雪から守る」
という点では非常に便利です。
デメリット
一番注意したいのが、
車両サイズの制限です。
例えば、
・全長
・全幅
・全高
・車両重量
などに細かな制限があります。
さらに、
「今の車は入るけれど、次に買いたい車が入らない」
ということもあります。
SUVや大型ミニバンなどへの買い替えを考えている方は特に注意しましょう。
もう一つのデメリット
それが、
出庫待ち。
朝の通勤時間帯などに利用者が集中すると、
「自分の車が出てくるまで待つ」
ことがあります。
また、設備の点検・故障などによって、一時的に利用できない場合もあります。
⑧ 二段方式・多段方式の機械式駐車場
車を2~3段程度に配置するタイプです。
メリット
・敷地を有効利用できる
・平面駐車場より多くの車を収容できる
・立体駐車場より入出庫が簡単な場合がある
・車高制限が比較的緩やかな場合がある(特に一番上の段)
デメリット
札幌では、
「立体だから雪が大丈夫」とは限りません。
一番上の段なら雪が積もります。
・雪下ろし
・冬季の滑りやすさ
などにも注意が必要です。
(続く)
不動産についてのご相談がございましたら、ぜひ『センチュリー21 TRAD 札幌店』へ!
※今回のイラスト・記事はChatGPTで生成しております。
